飲酒
昨日も一昨日も飲み会をした
気が置けぬ仲間とのたわいもない話
楽しい時間の次は、落ち込む時間が来る
朝から身体が重く、些細なことに頭を悩まし、効くか効かぬかもわからぬ薬を呑む
重い気分は晴れたようだが、流れが淀んでいる
これが嫌で、感情を消し去ろうと努めたことがあっ
た
舞い上がったり落ち込んだりするくらいなら何もない方がいいと
その後、長くたたぬ間に自殺未遂をした
感情が無くなると喜び、悲しみ、死への羨望も、生への渇望も、何も無くなる
その結果、いとも簡単に死へと転んでしまう
感情というものを蔑ろにしてはならない
心の四肢が全方向から引っ張られ、キリキリと軋みを上げても、否定してはならない
それは辛いものだ
生きること以上に辛いことなんてありはしない
だからこそ、甘美な死は残しておかねばならない