2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧
ガキの頃、俺は近い将来自殺するんだと思っていた。いや、すると決めていた、と言ったほうが正しいのかもしれない。自分には突出した才能も何も無いと思っていたし、何より愛されるべき人間ではないと思っていたからだ。 その頃の俺は、確実に死に向かって歩…
俺の周囲には恋愛してる奴が少ない。類が友を呼んでるのかもしれねぇが、でも中には、共学で恋愛してきた奴もいる。まぁ、そいつは顔が良かったから例外的かもしれねぇが、生きていくために欠かせない浅慮さをしっかりと持っていた。 一方俺に似た連中はとい…
今週のお題「わたしのモチベーションを上げるもの」 毎朝読書をして一日の勢いを付ける。以前はそうしていたが、最近は調子があまり良くねぇ。クーラーの効いた部屋に寝転がり、一日中動けねぇ日も何日かあった。 そんな日は感情を揺さぶられねぇことをやる…
気分が翻った。 今日は映画を観たり、ゲームをしたりして快活に過ごせたと思っていた。しかし、それらの疲労からか、気分は眩暈を覚えるほどに急降下し、すぐさま死が張り巡らされた懊悩に苛まれることになった。 つい数時間前までは気分が良かった。映画の…
今日は、むしろ調子が良かった。通常の感覚に少しまとわり付く鬱の感覚、おそらくこれが正常な状態なのだろう。 そんな日には、不思議と文章を書きたい意欲が湧かない。寝起きに考えていたネタも、今日見た夢とともに霧散した。何か人間関係に対する重要な所…
俺はいつものようにベッドに横たわり、昇りきっていない朝焼けに身を浸しながら、携帯でTwitterを開いていた。前日からの鬱傾向を引き摺り、ネガティブなツイートを撒き散らす。そうなると、自然と話題は「自殺」についてのものになる。俺が自殺したら皆はこ…
やめればいいものを、暇潰しという名目でチャットのアプリに手を伸ばす。性欲の殻の内側には何もない言葉が、風に吹かれて転がり来る。その中で、ゆっくりと、だからこそ目に付きやすい、密度の高い闇が、紛れて来ることがある。俺の性格からそいつを見過ご…
俺は薄暗い体育館のような広間に座っていた。自分の身体の小ささから見ると、一人称は僕、のほうが合っているのかもしれなかった。目の前には厚化粧をした先生が怒鳴り声を上げている。俺は罪悪感から嗚咽を漏らして泣いていた。 確かに、幼稚園の頃は活発で…
昨日の「音楽の日」という番組に俺の大好きな「エレファントカシマシ」というバンドが出演していた。彼らはいつものようにステージ上で命を燃やし、全力を尽くして音楽を伝えようとしていた。ボーカルは目をひん剥き、ぎこちなく拳を突き上げながら叫んでい…
鬱状態のようで躁状態のようなそんな日に、同じ境遇の人との繋がりを求めた俺は、ネットのチャットルームを巡っていた。「メンヘラ」、「病み」、そんな言葉でルーム検索をするが、見つかるのは見せかけばかりの闇ばかり。通常のルームにも入ってみるが、人…
今週のお題「ゲームの思い出」 小学校低学年の頃はまだゲームをやっていなかった。親の教育方針で、買い与えられなかったのだ。友達の家に集まったみんなが、外へも行かず、DSの画面に集中していたのを思い出す。明らかに子供たちの中で新たな遊びへの遷移が…
今週のお題「星に願いを」 俺が双極性障害と診断されたのはつい最近のことだ。それまで自らの一部だと思っていた性格が病気のせいだったなんて、すぐに受け入れられる筈が無い。俺が精神病ならば、あの中学校の時、内気な自分を解き放ちたくて挙げた手は病気…