俺の精神障害が

今週のお題「星に願いを」

俺が双極性障害と診断されたのはつい最近のことだ。それまで自らの一部だと思っていた性格が病気のせいだったなんて、すぐに受け入れられる筈が無い。俺が精神病ならば、あの中学校の時、内気な自分を解き放ちたくて挙げた手は病気がさせたことだったのだろうか？課題の締め切りが差し迫った時に何日も徹夜したのもそのせいだったのか？俺が中学時代好きだった女子に、20になった今、唐突に連絡したのも躁がさせたこと？だとしたら、本当の俺って一体何なんだろう？俺が自分の力で得たものって、一体何だろう？誰も答えてくれない答えに、頭を悩ませようとするが、薬が浅いところで押し止める。何も無くなってしまった俺は、どうやら、初めからやり直しらしい。

通院して貰う薬を飲み、寝て、食べて、寝る。学校には行けていない。前のように、頑張れたら。過去に縋り付こうとするのも無理は無いだろう？だって、過去より確実なものは、無いのだから。可能なら、以前のように、せめて、平均のレベルでいいから、物事をさせて欲しい。趣味を、させてほしい。俺の精神障害が、早いうちに、寛解状態に入れば。治る兆しが、見えれば。何か、希望が欲しい。何でもいいから、希望が。