2019-04-24 俯いて歩く 都内に越してきてから、人に対する興味が薄れている。 外に出れば各々の匂いを身に纏い、闇を覆い隠した人々がひしめき合っていて...。 こんな人数に捧げる愛は俺には無いと思う。 だから、ここで生活する人は、忙しなく、生き急いでいるように見えるんだ。 それは、適応から。 俺は、全ての人を受け入れられるようになれるのですか?疲弊したこの俺に。 余裕が生まれるまでもう少しの筈。 だから、電車のお婆ちゃん、道端の紙くず、今だけは視界に入れないでいいかい... 悪いね。